令和5年第三回定例会決算特別委員会

高木ひでたか2023決算

決算特別委員会で令和4年度の予算の使い方について審査しました。
地域から、各種団体から、要望のあった事項について発言し、令和6年度の予算編に盛り込まれるように要望しました。
以下自民党が要望した事項です。
○特別区民税について
·特別区民税について、現在の高い収納率の維持・向上に引き続き努めるとともに、収入未済及び不納欠損の減少と個々の状況に応じた細やかな対応を要望します。
·キャッシュレス収納アプリについて、今後さらなる周知に努め、利用率のアップに繋がるよう要望します。
○寄付金について
·ふるさと納税制度の本来の趣旨を尊重しつつも、江戸川区を純粋に応援したいという多くの方の賛同を得ることで、寄付者の思いを政策に確実につなげ、区民のために区政運営をさらに推進できるよう、寄付のしやすさ、寄付の使い道などを広くアピールして、寄付額の増加に取り組まれることを要望する。

次に、歳出について申し上げます。
○総務費について
·学校改築事業においては、近年の物価高騰を十分考慮に入れた積算価格の設定を要望します。また、契約後の物価高騰対策であるインフレスライド方式については、手続きの簡素化を図るよう要望します。
·建設業の働き方改革において、工期の設定は事業者とって非常に重要であります。発注者である区には「働き方改革」を考慮した適正な工期の設定を要望します。
·脱炭素社会へ向けて、庁用車での移動の際には、率先して燃料電池車を利用し、また買い替えの際には環境性能の高い車を検討していただくよう要望します。
·障害者の雇用について、障害のある職員が当たり前に働け、やりがいと自信を持て、活躍が出来る場を今後とも創出してください。
○国民健康保険事業特別会計について
·医療費抑制のためジェネリック医薬品の使用促進の取組を要望いたします。
○経営企画費について
·公共施設の再編・整備への対応、及び、大規模災害や経済危機への備えとなる基金の積立を、着実に進めてゆくよう要望します。
○SDGs推進費について
·昨年開催され大盛況だった「えどっ子謎解きクエスト」のような周遊体験イベントなどで、江戸川区の魅力を発信、周知していただくよう要望します。
·共生社会の実現にむけて、外国人向けの「えどがわ生活情報ガイドブック」や絵本「クワガドーエのお客さん」などの作成は非常に評価できると思うので、さらに多くの方に読んでいただけるよう周知をお願いします。
·2030年ビジョンは区民の思いが詰まっており、今後とも進捗管理を行い、目標達成に向けて取り組みをお願いいたします。
○新庁舎・施設整備費について
·船堀駅前地区まちづくりについて、オープンハウスの実施により、引き続き区内外の様々な期待を受け止めるとともに、区からの直接の情報発信の場とするよう要望します。
また、先行地区となる船堀4丁目地区においては、まちづくりの試金石として、防災と賑わいを中心とする地元の期待が着実に反映されるよう要望します。
·角野栄子児童文学館に多くの方々が来場されるよう、SNS等もフル活用していただくよう要望いたします。
○危機管理費について
·区内全てのポンプ所の耐水化は、浸水継続時間が短縮されるようになるなど、本区の避難戦略やイメージをも変えることに繋がる大変重要な事項であります。区議会自由民主党は、これからも政治的にしっかりと支援して参りますので、国土交通省、東京都と粘り強く交渉し、早急な実現を要望します。
·避難所運営協議会の取組は災害対策上、重要な取り組みです。引き続きしっかりと取り組んでいただくよう要望します。
○文化教育費について
·本区の芸能・文化芸術・音楽分野の発展と子供たちに、文化に触れる機会提供の後押しをしていただきたいと考えます。
○生活振興費について
·新川さくら館について、地域の団体や事業者との連携・協働による取組みを要望するとともに、西水門 広場や広場橋など新川を俯瞰的に捉えた取組みを要望します。
·若い世代にも町会に興味を持ってもらうために、SNSなどを活用して加入促進を進めていただくようお願いします。
○産業経済費について
·コロナ借換資金融資制度については、融資条件から売上高が感染拡大前の期と比較し20%以上減少しているという条件やウイルス緊急対策融資が1件以上含むことなどの条件を見直しするなど制度を利用しやすいよう改善を要望します。
加えて、物価高騰による区内事業所を支援する観点から、利子補給や信用保証料の補助をそなえた物価高騰対策緊急融資制度等の新規施策を要望します。
·本区にとって大事な地域産業の一つである伝統工芸の維持・継承・活性化に教育委員会。文化共育部とも連携し進めていただくようお願いします。
○環境費
·ゴミ集積所の増加に見合った増車、増員をする為に、現在、ゴミの総量で積算している予算をゴミの集積所の数で積算する方法に変更することを要望します。
また、ペットボトル回収の雇上単価については、物価高騰の状況を鑑みて値上げを要望します。
·環境活動は、誰からも感謝され、成果が目に見えやすく、取り組みやすいボランティアであります。区内において、様々な団体等が独自に環境活動が実施できるよう更なる支援を要望します。
·自然動物園について、開園40周年の節目を迎えた中、年間約70万人が利用する魅力にあふれた施設となっています。本区の更なる魅力の創造に結びつく、将来性ある施設となるよう要望します。
·公園のあり方について、小中規模の身近な公園においても特色ある公園づくりを進めるとともに、子どもの成長を踏まえた遊具の充実を図るよう要望します。
·食品ロス削減に努めると同時に、フードドライブ、フードバンクへの食材提供、支援をお願いします。
○健康費
·口腔ケア検診については、昨年度から65歳・70歳も受診可能になりましたが、期間が6月から11月までとなっています。より多くの区民に受診していただくために、通年で実施できるようにすることを要望します。
·口腔ケアは寝たきりの高齢者などの通院困難者にとっても非常に重要です。そうした方々が検診や受診できるような環境整備を要望します。
·成人歯科検診もライフステージに応じた一定の時期に歯の健康をチェック、クリーニングをしてもらうことが健康寿命を延ばし、しいては医療費増加抑制に繋がると思われます。今後も成人歯科検診の受診率向上とかかりつけ歯科医の必要性を告知していただけるよう要望します。
·自殺未遂者対策として、インターネットゲートーキーパー等活用を促進し、自殺者ゼロを目指し取り組みをお願いします。
○福祉費について
·発達検査については、年々希望者が増加している状況でありますので、発達検査ができる施設の増設や既存施設での増員を要望します。
·特別養護老人ホームについては、将来需要の予測に従った計画的な定員増を要望します。また、現在アナログで実施している入居申し込み者の管理については、システムを導入し、効率的に実施できるよう改善を要望します。
·介護人材確保について、培われた豊かな経験が引き続き本区で発揮されるよう、一定のキャリアを積ま
れた方に対する支援の充実を要望します。
また、介護サビース開始にあたり一定の特殊な清掃が必要となるケースに対し、区として適切な対応策を講じるよう要望します。
·希望される「方が、区内の施設に通所できるよう、また18歳以降の対応についても、スムーズに移行できるよう、切れ目のない支援をお願いします。
·都市型軽費老人ホームは、高齢者に対して大事な施設であるからこそ、高齢者やそのご家族に不安を与えない、事業者任せにせず、寄り添っていただくよう要望いたします。
○子ども家庭部について
·区立保育園での医療的ケア児受入について、この施策により、子供さんのケアに追われていた保護者の就労の機会に繋がると思います。今後も多くの医療的ケア児受入のニーズは増えていくので寄り添った対応を要望します。
·一人でも多くのヤングケアラーを救えるよう、学校、地域。NPO.ボランティア団体との連携、まわりの大人への啓発をお願いします。
·障害者の就労支援B型事業の推進と販路拡大を要望します。
○都市開発費について
·都市開発部に設置してある建築計画情報サービスの端末PCの増設と利用時のルール設定を要望します。
·学校改築の設計業務の発注方式においては、区内設計事務所がより多く参加できるような仕組の構築を要望します。
·住宅等整備における駐車場の附置義務について、脱炭素や駐輪対策を推し進めるため、シェアサイクルのステーション設置が附置義務台数の緩和につながるよう要望します。
·本区産業、文化の大事な要素の一つである農業の継承、発展のため、農の風景育成地区の更なる発展と農業の活性化、また今後他地域での展開を検討いただくようお願いします。
·西小松川町、東小松川一丁目・二丁目地区のまちづくり計画について、密集住宅事業は長期に渡る事業なので、地域の方の理解と協力を得ながら、丁寧に進めていただくようお願いします。
·環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会について、2100年の街づくりに向けた、LRT・BRTなどの人と環境に優しい公共交通機関が必要です。今後とも前進するようお願いします。
○土木費について
·レンタサイクル・シェアサイクルについて、脱炭素や放置自転車対策に加え、本区の魅力へのアクセス性を高める視点から一層の推進が図られるよう要望します。
·補助143号線「旧江戸川橋梁」について、この事業は、江戸川区・市川市にとっても災害時の広域避難には重要な橋です。また、今井橋の交通量軽減にはなくてはならない橋です。一日も早く工事着工に結びつけてください。
·高規格堤防について、何より一番大事なのは、区民の生命と財産を守る。この一点に尽きると思います。江戸川区は最下流に位置しており上流域で起きた災害は他人ごとではありません。高規格堤防と街づくり、そして都県橋が通ることで広域避難が可能になり、安心安全に暮らせることが出来ます。賛成の立場から意見を申し上げさせていただきました。
○教育費について
・学力向上について、令和4年度より全校で実施されている民間委託による放課後補習教室を充実させてゆくとともに、学習状況から個々の指導が必要となる児童生徒に対する支援の充実を要望します。
·児童生徒の運動習慣の定着と生活習慣改善の視点からタブレット端末の活用を図り、楽しく、主体的に自身の習慣を見直すことのできる仕組みづくりを要望します。
·チャレンジ・ザ・ドリームについて、地域の学校の視点から学区域内を中心とした協力事業所の拡大を進めるとともに、実社会との触れ合いとなる本事業に不登校の生徒の参加が更に進む取組みとなるよう要望します。
·様々な補助金、支援策については、区立小中学校だけではなく、保護者から就学相談を受け、教育委員 会が、就学先を決定するのであれば、例外なく都立特別支援学校にも同様の支援を努めてくださるよう 要望いたします。
·学校統合による通学負担については、学校に通う子供達との差を生まないよう、通学距離や時間の取り決めを教育委員会で定め、通学が負担とならぬよう緩和措置を要望いたします。
·すくすくスクールでの医療的ケア児の受け入れについて、希望される方の利用に繋がるよう対応を進めていただくようお願いします。
·不登校の子ども対応の職員を、必要としている全ての学校に配置できるよう都に働きかけをお願いしま す。また人員確保についても区としてさらに対応を強化していただくようお願いします。登校できないどもの家庭学習へのオンライン環境のさらなる充実化を要望します。
·GIGAスクール構想には多くのメリットがあると言われていますが、当然ながら新たな課題も出てくると思います。その際には丁寧にご対応をお願いします。
·子供たちに提供する給食の食材については、産地が分かるものを使用することは安心安全な食材の調達には不可欠です。地域の経済活動を支援することで地域経済が活性化されます。
・ 災害時の救済指定店舗になっている江戸川区米穀小売商組合が学校給食食材業者の全ての選定に参入 来るよう要望します。