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平成31年第一回定例本会議

新庁舎の建設、学校施設や大型公共施設 の建替え、防災性を高めるまちづくり事業 などの諸課題に対応した総額3,673億円

平成31年第1回定例会は2月19日から3月26日 までの36日間の会期で開かれました。  この定例会には区長から、平成31年度各会計予算 案を含む59件の議案、同意2件、報告2件が提出さ れました。各会計予算案については、予算特別委員会 を設置し、今後の区政方針や諸施策などについて詳細 に審査を行いました。  これらの議案は、いずれも原案のとおり可決されま した。

予算特別委員会で要望した事項は下記の通りです。

多田区長の先見性と努力等により区独自の 社会保障を充実しながら、財政の健全化も同時 に実現しており、しっかりと確保した基金を 将来に活かすことも区民の安心・安全・安定に つながっている。類まれな行政手腕を発揮し、 江戸川区を発展させてきた多田区長が編成する 最後の予算案ということをしっかり受け止め、 真摯に審査した結果、平成31年度一般会計、 各特別会計予算案に賛成する。
[主な要望]
○歳出削減と同様に歳入確保は大変重要である。 収入未済、不能欠損の減少に向けて、滞納対策 強化の更なる推進を。
○児童文学館・専門職大学に関して、地域活性 化の視点から緻密な計画案を策定し、国内外 に江戸川区の魅力の発信を。
○新庁舎建設にあたり、船堀四丁目都有地に 隣接する方々とのまちづくりに向けた協議を 丁寧かつ着実に進めること。また船堀地域の 課題解消と本区の魅力創造に繋がる取り組み を俯瞰的な見地から進めること。
○広報えどがわは区民の貴重な情報源である ため、効果的な発信と設置個所の拡大を。
○区民の健康づくりについて、民間のスポーツ クラブが医療・福祉分野との親和性を高めて きている中、新たな公共の担い手として、一層 の協働を深めること。
○CO2 排出削減は、宅配ボックスの設置推進 が重要であるが、区民サービス向上の視点から 各事務所に設置する等の検討を。
○医師会・歯科医師会と更なる連携を図り、 区民健診・各種がん検診の充実と受診率向上 に向けて積極的な取り組みを。
○超高齢化社会を鑑み、特別養護老人ホーム をはじめ、時代に即した区民ニーズにあった 介護施設の充実を。
○障害者の居場所づくりの視点から障害者 グループホーム等のニーズにあった施設の拡充 と障害の特性にあった就労自立支援の強化を。
○待機児童解消に向けた更なる拡充と幼児教 育・保育の無償化による制度変更に備え、区内 保育園・幼稚園関係者としっかり連携をとり、 区民に更なる子育て支援の充実を。
○東京メトロ葛西駅・西葛西駅のホームドア設置 の早期実現と帰宅時の通勤快速停車、また、 葛西駅東口に改札口の設置を。
○メトロセブンについて、LRTやBRTの検討 と葛西臨海公園駅から葛西駅までを優先整備 地域とするなど、新しい発想で実現の努力を。
○葛西臨海公園は、人口ビーチ、オリンピック 施設の建設、更にはラムサール条約登録など 様々な資源がある。東京都との運営連絡協議会 の設置やJR等他機関との連携により、世界 の葛西臨海公園になるよう努力を。
○コミュニティバス導入検討にあたり、不便な 地域の解消に向けた積極的な取り組みと、都 市マスタープラン素案で区内外の交流を促す 必要の高い拠点とされる場所へのより容易な アクセスの確保を。
○街路灯のLED化について、エスコ事業等、 民間活力導入も検討し、速やかな進捗を。
○上篠崎一丁目北部土地区画整理事業は多くの 区民が望んでいる治水事業であるため、しっかり とした安全対策と丁寧な事業推進を。
○学校給食の食べ残しが学校により差がある ため、フードロスの観点から食べ物を大切にする ことについてしっかりとした指導を。
○不登校対策について、多様な学び場・居場所 の実情を踏まえた支援の充実や学校サポート 教室の一層の充実等により、生きる力を育む 不登校対策の更なる推進を。