令和5年第一回定例会 自由民主党代表質問 高木ひでたか

問 予算編成に込めた区長の思いを次の3点を中心に。
1 「2030年の江戸川区SDGsビジョン」、「2100年の江戸川区共生社会ビジョ
ン」策定後はじめての予算編成に込めた思いを。
2 物価高の状況で予算規模を積極的に拡大している、その基本的な考え方は。
3 国や都の政策を受け、少子化対策をどのように進めるのか、予算編成時点での考え方は。

1 花火大会等のコロナ前に状態への「復活」と、SDGs、脱炭素、DX推進という「攻
め」を予算の中で展開した。人口減・歳入減の中でも、将来の改築需要や災害への適切な
対応等、健全財政を堅持し、誰もが安心して暮らせるまちを議会の皆様と着実に実現した
い。
2 区税や財政調整交付金の堅調な一般財源の増収見込みと基金の取り崩しで、最大規模の
予算を組むことができた。107の新規拡充事業は、健康福祉、まちづくり等、全方位的
に組んでいる。区民サービスの更なる向上や区内産業も支援強化に繋がるよう意を用いた。
3 令和5年度予算で提案している、幅広い世代に子育て調査をしたい。高齢者や子どもが
いない方等の意見も聞く中で、幅広い世代に共感を得られる子育て施策を組み立てたい。

問 防災対策について。
1 今後起こりうる大規模水害に対し、区が最も力を入れるべき点について、区長の所見を。
2 都の感震ブレーカー事業を踏まえた、区の大地震による火災の出火抑制対策について。

1 ポンプ所機能の維持が最大の課題である。TOKYO強靭化プロジェクトで高潮対策潮
位への対策を図る項目が入り、ビジョンの2040年代よりも早めてもらうことと、燃料
補給が今後の課題である。今後もポンプ所の耐水化レベルアップ実現を都に要請する。
2 都が令和5年度予算で木密地域に感震ブレーカーをつけるという発表をしたが、十分と
はいえないと考える。都の施策を詳細に見定めたうえで、区としての対策を検討したい。

問 学び、スポーツ、エンタメ等の要素も幅広く取り入れ、外国人住居者も区民も楽しく
参加できる、他の自治体に類を見ない本区の特色を活かした国際交流センターの設置を。
答 区民の要望や相談の受け付け、日本語や生活マナー教室、生活情報の提供等を国際交
流センターの機能に入れたい。国連機関との連携、様々なイベントも実施し、区民も楽し
める要素も入れていく。開設場所は決まっていないが、できるだけ早い期間に開設したい。

問 商品券まつりのデジタル化は、参加店舗数増や売上増、利便性向上による利用者拡大
、施策検討でデータ活用等の効果がある。区内商品券まつりにデジタル商品券の導入を。
答 令和4年12月実施の「えどがわ得得キャンペーン」による売上増、参加店舗拡大で
有効性を強く実感した。商品券まつり再生の起爆剤として、デジタル商品券導入に向けた
具体的な協議を区商店街連合会と進めたい。

問 学校統廃合後の学校施設を活用したスポーツ活動の拠点としては。教室を各種スポー
ツ団体の事務局に開放して、子ども達が色々なスポーツを体験できる施設にしては。
答 学校ごとに個別対応したい。ボールを使える学校グラウンドとボールを使えない公園
という、各々の機能を時間帯で分けることができれば、さらに多くに人に使ってもらえる
と考える。公共施設再編・整備計画との整合性もとり、提案内容も視野に入れて考えたい。

問 子どもから熟年者までがサッカーを楽しむことができる、ナイター施設の整った人工
芝のサッカーグラウンドの整備を。
答 サッカーグラウンド整備にはまとまった土地が必要という課題がある。今後施設再編
を実施する中で、創出できる土地もあるかもしれないため、土地活用等に含め検討した。