月別アーカイブ: 2009年4月

本会議閉会

平成21年第一回定例本会議閉会
平成21年度予算が可決

平成二一年二月二七日から三月十二日まで行われた予算特別委員会の集中審議後、三月二五日の本会議の議決を経て、江戸川区の平成二一年度予算が確定いたしました。それをまずご報告させていただきます。
今年度も前年に引き続き予算全体での編成指針としまして、「未来を担う人づくり」「学びと協働による区民文化づくり」「いきいきとした生活のための健康・福祉の社会づくり」「区民参加による環境づくり」「活力を創造する産業づくり」「区民の暮らしを力づよく支えるまちづくり」「区民方位で効率的な区政運営」を重点にしています。それにより、平成二一年度の一般会計の歳入歳出額は二〇二〇億三六百万円で、前年比四三億円ほどの増額となりました。歳出の内訳と前年との増減額は左表の通りです。

本年度は、昨年来からの厳しい景気後退のなか区でも直接的な税収の増加は見込めないものの、福祉費や健康費の増額を図るために、歳入のなかで特に繰入金を大幅に増やし、予算規模を広げました。
本年度も新規・拡充事業が一0一項目にもなっており、決して余裕のない区財政の状況の下で、この予算は私なりに大きく評価できるものと確信しています。

単位:百万円 単位:百万円
科目名 21年度
議会費  863
総務費  14,528
区民生活費 14,580
環境費  10,686
福祉費  82,446
健康費  23,172
産業振興費 2,252
都市開発  3,681
土木費  24,102
教育費  23,183
公債費  2,243
その他  300
歳出合計  202,036

スーパー給食を企画・実施

近年、好き嫌いを放置することによって起こる食べ残しなどの食の乱れ、親の意識の欠落による給食費の滞納、少子化などから子どもが一人でしか食べない「孤食」が増えていることによる会食不全など、子どもたちを取り巻く環境の中で「食」に関して多くの問題が生じています。
 こうした問題の多くは、親子間や学校との子どもたちの交流不足から起きているといえます。
 そうしたなか、民間の各分野のシェフたちが、給食現場に実際に乗り込み、従来の予算内で納まるように地産の食材などを使ったメニュー提案から実際に調理して給食を提供し、さらには子どもたちとの会食をするなどのコミュニケーションをとるといった試みが各地で始まっています。
 私は、こうした企画を本区でも実施したいと考え、地元企業の協賛を得て、母校である一之江小学校で実施しました。
 新たなメニューなどによって子どもたちの苦手な食材の克服をねらうばかりでなく、料理人との実際の交流で食事を作る仕事への理解や感謝の気持ちが高まり、また給食を作る側の意識の向上など具体的な効果が生まれています。こうした試みが、広がっていくことを期待します。

地元協賛企業
(株)スイコウ・(株)ファースト・露木・赤澤法律事務所・(株)ソニックフロー・山秀商事(株)
(有)コミット

スーパーシェフ

新宿割烹 中嶋
  中嶋貞治シェフ

加賀料理 杉の家 やまぐち
  山口利和シェフ

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